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玉ねぎのまるごとスープ

ポリフェノールの一種、ケルセチンなどさまざまな栄養が詰まった、玉ねぎの皮の出汁を愉しむスープのレシピ。圧力鍋で簡単にできるシンプルレシピですが、おもてなしにも映えるご馳走感のある仕上がりに。

井上豪希

レシピ考案井上豪希Goki Inoue

暮らしの感度を高めるクリエイティブプロダクションTETOTETO Inc.にて、食のクリエイティブディレクターとして活動。レシピや商品開発、店舗開発、ブランディングなど活躍は多岐にわたる。料理人でありながら、料理以外のスキルを掛け合わせて、独自の路線を走る新しい料理人。ドラゴンシェフ2021 ファイナリスト(全国5位)

公式サイト: http://tetoteto.co
Instagram: @atom5050

玉ねぎのまるごとスープ

玉ねぎ
Message from Goki

シンカの玉ねぎは、堆肥由来の臭みや、繊維のスジ張りがありません。農家さんに伺うと、動物性堆肥を使っていないこと、また使用している肥料にも違いがあるのだそうです。
今回のレシピは、玉ねぎの皮から取れる出汁の奥行きと、玉ねぎ自体の甘みを生かしたスープに仕上げました。

材料
4人分

・玉ねぎ 2個
・玉ねぎの皮 1個分
・塩 ふたつまみ
・白だし 小さじ2
・砂糖 小さじ1
・バター 15g
調理時間:20分

作り方

01玉ねぎの皮をむく。

玉ねぎの皮をむく。

Point

玉ねぎを皮のまま1分ほど水につけておくと、皮が飛び散らずむきやすくなります。

玉ねぎの皮をむく。

02玉ねぎの皮(1個分)は、茶巾(お茶パック)に入れる

玉ねぎの皮(1個分)は、茶巾(お茶パック)に入れる

Point

汚れている皮は除いた状態で、綺麗な皮だけを1個分でOKです

03繊維に沿って縦割りにし、根と頭は軽く落とす。断面に塩をふり、断面を上にして10分置く。出てきた水分をキッチンペーパーで拭き取る。

繊維に沿って縦割りにし、根と頭は軽く落とす。断面に塩をふり、断面を上にして10分置く。
出てきた水分をキッチンペーパーで拭き取る。

Point

浸透圧の作用で、水分と一緒に玉ねぎのアクや臭いの原因物質を取り除きます。

04フライパンに③の玉ねぎの断面を下にして、こんがり焼き色がつくまで中火で焼く。

フライパンに③の玉ねぎの断面を下にして、
こんがり焼き色がつくまで中火で焼く。

Point

玉ねぎの匂い成分のもとである硫化アリルは、100度以上で加熱することで、糖質と反応し甘みが出てきます。また、今回は透明感のある仕上がりを目指すため、油は使わずに焼いてください。

05圧力鍋に、④で焼き目をつけた玉ねぎ、②の皮、水400cc、白だし、砂糖を加え、圧力をかける。加圧開始から6分弱火で加熱する。

圧力鍋に、④で焼き目をつけた玉ねぎ、②の皮、水400cc、白だし、砂糖を加え、圧力をかける。
加圧開始から6分弱火で加熱する。

06玉ねぎを取り出して、スープは茶漉しなどで濾す。

玉ねぎを取り出して、
スープは茶漉しなどで濾す。

07バターを電子レンジで1分加熱し、溶かしバターを作る。今回は上澄を使う。

バターを電子レンジで1分加熱し、溶かしバターを作る。
今回は上澄を使う。

Point

溶かしバターの上澄みは、澄ましバターと言います。透明感があり、よりクリアな味がします。

08器に、玉ねぎを盛り付け、スープを注ぎ、溶かしバターの上澄を垂らして完成。

器に、玉ねぎを盛り付け、スープを注ぎ、
溶かしバターの上澄を垂らして完成。

【おすすめ調味料・調理道具】

■白だし
七福の白だし
だしのうまみが詰まった白だしがあれば、手軽に料理の味を整えることができます。また、調理時間の短縮にもつながり便利です。
なかでも七福の白だしは、鹿児島県枕崎の鰹節や、北海道産昆布、愛知県の三河みりんなど素材へのこだわりはさることながら、その日の気温・湿度に応じてバランスを調整し、最高の状態の商品を製造するというこだわりよう。素材の良さを引き出した本物のうまみと香りが、お料理をさらに美味しくしてくれるので、おすすめです。

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