野菜づくりについて
ABOUT THE VEGETABLES
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まだ見ぬ野菜の世界へ。
私たちが目指すのは、手間もコストも厭わず極限まで質を追求した野菜。口にした瞬間に、これまでの野菜観が揺らいでしまうほどの、強烈な存在感を示す野菜。科学的な思考に基づいた栽培技術、栽培方法、たゆまぬ努力と、何よりも野菜への深い愛情を持ち、「食べる歓び」にフォーカスした至極の野菜づくりを行っています。
Environment
おいしい野菜をつくるために「寒暖差」は非常に重要です。寒暖差の厳しい環境において、野菜は寒暖差に耐えようと強い細胞を作りますが、その時に甘みのもととなる糖(ブドウ糖)などの栄養素を体の中にため込みます。その結果、栄養のたっぷり詰まった味の濃い野菜ができるのです。
北海道には零下20℃を下回る(場所によってはさらに)厳しい冬があり、夏であっても昼夜で20〜30℃の寒暖差があります。さらに、夏場の平均気温が野菜栽培の適温とされる28℃以下であることなど、野菜栽培に適した環境が北海道にはあるのです。
進行する地球温暖化の影響で、日々の食卓に上る野菜にも変化が起きています。生育障害や病気やウイルスなどさまざまな問題が発生するなか、味よりもいかに安定した出荷ができるか?が重視され、野菜の質の低下が起き始めているのです。
THINK’Aでは日本列島の中では比較的温暖化の影響が少ない北海道の大地で、契約農家とともに「味わいと食べる歓び」にフォーカスした野菜づくりを行っています。
Fertilizer & Pesticides
一般的な農法では、土づくりのために牛や馬、豚、鶏など家畜の糞尿由来の堆肥が用いられています。この糞尿由来の堆肥は安価で入手しやすく効果も高いですが、一方で栄養成分が高すぎることで富栄養化が起き、微生物や菌などが過剰に繁殖して土中の成分に偏りが生まれてしまう問題をはらんでいます。この状態を自然に調整することは難しいため、消毒を行うことになりますが、最も強烈なケースでは野鳥が死んでしまうほどの強力な薬剤を使用することもあります。当然、人間が口にしても安全だと言い切ることはできないでしょう。
かつてのような自然と共生した牧歌的な環境のなかで育てられていた家畜とは異なり、現代の家畜は狭い畜舎の中で除草剤を使用した海外産の牧草や餌を食べ、病気を防ぐための抗生剤を投与されるなど、日常的にさまざまな薬剤を吸収して生きています。現代の家畜糞は、私たちがイメージする「有機資源の循環」とは異なる状況にあります。
このような背景から、召し上がる方の安全性を考え、私たちは家畜の糞尿由来の堆肥を一切使用せずに栽培を行っています。
より高い安全性、そして何よりおいしい野菜のために、肥料にもこだわって栽培を行っています。使用する肥料のほとんどは、人が口に入れても安心な素材。主に昆布やにがりなど海由来のミネラル豊富な肥料に加え、糖蜜やトレハロースといった天然甘味料やビタミンCなど、そのまま食べられるほど安全性の高い肥料です。お子様からご高齢の方まで、どなたでも安心して皮ごとお召し上がりいただけます。
株式会社環境科学研究所分析センターでTHINK’A野菜の「残留農薬検査」を行ったところ、260種類の化学物質について「すべて不検出」という結果が得られました。THINK’Aでは、野菜のおいしさはもちろんのこと、すべての世代の方に安心して野菜を召し上がっていただけるよう、これからも安全性に特に配慮した栽培を行っていきます。
※とうもろこし、ブロッコリー、トマト、レタスで分析
Technique
野菜を含む植物の生育に欠かせない窒素。「窒素・リン酸・カリ(カリウム)」という肥料の三大成分にも数えられるものです。
窒素は葉を大きく生長させ、色を濃くするなど、野菜の生育を助ける重要な成分ですが、窒素過多になると甘みが失われたり、虫がつきやすくなったりと負の影響が生まれます。
現代の一般的な農法では肥料や堆肥の影響から、窒素過多が起きやすくなっています。その結果、色が濃く見た目は良いけれども味が薄い野菜が市場には一部流通しています。
THINK’Aでは科学的なデータに基づき、窒素量をはじめとする栄養成分を与えるタイミング、量を適切に管理し、収穫直前に最も栄養が集まる状態を作り出しています。
植物も人間と同じように成長段階によって必要な栄養の質や量が異なります。その成長に合わせて、植物が欲しているものを欲している時期に適切に与える。親のような目線で目をかけ手間をかけて育てあげることで、栄養をたっぷりと蓄えたおいしく健やかな野菜に育ってくれるのです。
Future
THINK’Aの野菜は、完全無農薬ではありません。口に入れても安全な肥料を中心に、動物性堆肥ゼロで安全性を重視して栽培していますが、味と質の追求のために化学肥料や農薬を使用する場合があります。「完全無農薬」はもちろん目指すゴールですが、現時点で安易に行えば必ずしも安心・安全とイコールにはならず、味の追求よりも完全無農薬であることを優先するのは本質ではないと考えています。
それでもやはり、私たちが目指す境地は完全無農薬です。無農薬と最高の味わいとの両立を目指し、先進技術と科学的データを踏まえて研究者とともに新たな農法を開発しています。まだ数年の時間がかかるかもしれませんが、THINK’Aのさらなる進化を届けられるよう、日進月歩で活動しています。
Our VISION
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